murakami Labo.

村上研究所

GW2008

ゴールデンウィークは見事に引き篭もり生活でしたが、これがことのほか快適でした。
日々ひとりになる時間はあるのですが、何日かまとめて休む機会がなかったもので。今回はうまく休めて良かった。
本を読むのに、細切れの時間で読むときと、何時間も没頭して読めるときとがあって、(もちろん自分の集中力が乗ったり乗らなかったりしますが)ここ何日かは休みだし、うまく没頭できて良かった。
 
2日(金)、会社を休んでメロン記念日さん、鈴木佐和さん出演の舞台『かば』を観に行く。DVD撮影で関係者招待にて。これは役者さんが頑張ってて、すごく良かった。メロン記念日さんの去年トノチョ’に出てた3名(hitoさん、まーしー、ムメさん)とさわさんは、もーすばらしい、言うことなし! 愉しめました。個人的にいちばん好きなのはムメさん・村田めぐみさんですが、なんであんなに面白いんだろうか。嫉妬してしまう。
さわさんは緊張していたらしいけど、全く堂々としてたし、こんなこと書いたら失礼? かもしれないけど、強い人なオーラを発していたように見えた。すごく真面目な努力家なので、尊敬してしまうし、もっとくる! 売れる! と思う。
 
3日(土)以降は稽古も休みで、宣伝メールを送る作業やら、本を読んだりDVDを観たり、何やかや。
ジョン・アーウィング著『ガープの世界』を読み終えた。
 

ガープの世界〈上〉 (新潮文庫)

ガープの世界〈上〉 (新潮文庫)

ガープの世界〈下〉 (新潮文庫)

ガープの世界〈下〉 (新潮文庫)

 
うーん、すげえ!
「欲望」抜きのセックスで生まれた子供・ガープとその家族のお話だ。上巻は読むのに時間がかかったけど、上巻の最後あたりから下巻が強烈に面白くて一気読み。下巻の最初の章がとにかく強烈! ちょっとエグい描写もあるけど、この話には必要なとこ。
映画にもなってて、まだ観てないのですが、これは映画にしにくい話だと思う。エロと暴力のところ、映像ではどうなっているんだろう。あまりマイルドにしないで欲しいけど無理だろう。
翻訳もいい。筒井正明氏。駿台予備校で講師をやっていた方らしい。あくまで現代語の訳なのに、ときどき古文みたいな言い回しを使っちゃったりするところがいい。この人の文章をもっと読みたい。