murakami Labo.

村上研究所

怒涛の観劇記録。

知り合いのプロデューサーさんから招待券の案内を頂いたので、今週は木、金、土・土・日・日と怒涛の観劇デイズであった。
木曜日はイノセントスフィアさん。招待で。主役級の役者さん達は声が迫力があるのが良かった。ちょっと寝不足気味のときに観てたからか、残念ながらストーリーがあまり頭に入ってこなかった。
 
金曜日は渋谷のライブハウスで数年前までお世話になっていた劇団の座長さんがやっているふたり芝居をば。「ばかいち」という企画で、1か月に1回ふたり芝居を1年間(12回)やるらしい。ライブハウスの雰囲気がアダルティーで良い。お芝居も、お約束ごとから解放されたような自由〜な感じがしててよかった。ほんとに好きなことをやって楽しんでいる感じが伝わってきた。芝居が終わったあと、その会場で呑めるのもよかった。久々に会った役者の友達と酒を酌み交わす。
 
土曜の昼! 前回の演劇ユニット・トナドゥで知り合ったダンサーさん・ちゃぼえみさんのダンスイベントへ。14時から21時まで・3部構成でいろんなダンサーさんが順番に踊るイベント。若いエキスをいただきました! てかこういうのは初体験だったので行けてよかったですよ。トナドゥではあまり目立たないように見えたちゃぼえみさんはしっかりMCをやってたり、ダンスでも生き生きしてたし、凄い! いい感じでした。
自分は割とふだんfatboy slimとかUnderworldのようなクラブとよばれる種の音楽が好きだったりするのですが実際のクラブってやつには行ったことがなくて、今回初めてそういう場に行けたので良かったです。
 
土曜夜! ジャングルベル・シアター『青葉の足音』。連日観てた芝居のなかではいちばん良かった。なんつってもトノチョ’第1回公演で共演させていただいた村井みゆきさんが素晴らしかった。ちょっと惚れてしまいましたよ! あたしゃ! 何が好きかと言うと、声ですね。村さんは背が高くて舞台で観るとちょっと迫力がある。でも声は押し付けがましくなくて、マイルドなのです。今までなんでちゃんと観てなかったんだろう? これからちゃんと観たい。
 
日曜昼! カプセル兵団(招待で)。当日パンフに「不条理劇です」という説明があるわりにはわかりやすい話だった。役者は、医者役の人は良かったけど、その他の方は残念ながら好きになれなかった。叫びすぎてるんじゃないかな。惑星ピスタチオばりのパワーマイムも、その気で観れば面白いかもしれないけど、自分はのれなかった。たぶんそこに至るまでの芝居が、押し引きでいう「押し」に偏っていたからだと思う。
 
日曜夜! 劇団ミネラル金魚『パソコン通信』。次回6月トノチョ’公演の共演者せっちーさんこと関口純子さんが出演している関係で観た。近未来の少年が現在の主人公とパソコン通信をして、人助けをするいい話。(←すごく簡略化してしまっていますが。) 純粋にハッピーエンドで終わる話でよかった。お話のラストが一家3人のシーンで終わるのですが、私は「家族」ものに弱くて、家族が仲良くなって終わる話はそれまでが多少あれでも嬉しくなってしまうのです。
ただちょっとダメだったところもたくさんあって、それはせっちーさんに直接言おう。
 
まとめ! ジャンベルがいちばん面白かった。クラブダンスイベントも(比べるものではないですが)行って良かった。
こんなことを言うと自分で自分の首を絞めることになりそうなのですが、今回観た舞台と、今まで観てきた舞台で面白かったものを比べてみて。
小劇場は全体にやっぱりちょっと閉じている気がする。悪い言い方をすれば「井の中の蛙」になってしまいがちだと思った。自戒を込めて。
センスを磨いたり、より新しいものを創るためには、もちろんいい劇団の作品を観るのも大事だけど、別ジャンルのものを観たほうがいいんじゃないかなー。とか思った。
 
大人の麦茶を見逃した・・