murakami Labo.

村上研究所

タイトルなーし。

カトリさん、コメントありがとう!
まあなんか気持ちがブログに向かわないときというものがあるのです。人生。
いい芝居、期待してますよー!
(カトリさんはトノチョ’の次回公演に出演する方なのだ。)
 
どうにも気持ちが前に向かわないときというのはある。秋でちょっとづつ寒くなってきてるし。外も早い時間に暗くなるし。もろもろ精神的にしんどくなる出来事が立て続けに起こった。ひとつひとつはたいしたことではないのですが。そこから立ち直るのがやけに時間がかかるようになってしまった。レンタルDVDを返しに行くのが面倒くさくて延滞した。洗濯物を洗ったあと干すのを忘れてしまう。そんなんで自己嫌悪に陥ってしまう。
でもまあ好きな音楽を聴いてかなり持ち直す。稽古に行って酒飲んでかなり気分を持ち直す。
自分で切り替えていくしかないのだ。ネガティブなことがあっても、それは精神的な財産になっているはずなのだ。
 
昨日寝ないで読み終えた本。ジョン・アーヴィング本。
 

サイダーハウス・ルール〈上〉 (文春文庫)

サイダーハウス・ルール〈上〉 (文春文庫)

サイダーハウス・ルール〈下〉 (文春文庫)

サイダーハウス・ルール〈下〉 (文春文庫)

 
これまで読んだのは『ガープの世界』『ホテル・ニューハンプシャー』の2作品だが、今回読み終えた『サイダーハウス・ルール』が一番著者の優しさを感じさせる本だった。出てくる人の人数が比較的少なくて、そのぶん時間が密に流れる感じだった。孤児院で当時非合法だった堕児を行う医者ラーチ先生と、その弟子(孤児)ホーマーの成長の物語。ジョン・アーヴィングの本はどれも大長編で、どれも読むのにめちゃめちゃ時間がかかってしまうのだけれど、そのぶんの見返りは必ずある。というかたっぷり時間をかけて気長に読むべきだろう。贅沢な時間の使い方である。
あ、ちなみにこの本は絶版です。アマゾンで中古本で注文しました。