murakami Labo.

村上研究所

劇を観る

6日(土)。
元共演者さいじょうゆきさん主宰のみどり人公演『点点』。
基本的に面白かった公演のことしかブログに書かないのですが、今までみたみどり人の舞台のなかでいちばん面白かった。前観たときは脚本が繊細すぎて伝わらない感が(すまんっ!)あったのですが、今回は役者がよくて満足でした。観る側がいろいろ想像したくなるところがよかった。舞台後ろの黒いパネルは何か客席から見て圧迫感があって、その圧迫感は芝居の雰囲気と合っていた。

末廣亭。18時頃から入った。ぜんぜん知らない人ばかり。三遊亭遊雀さんの『初天神』やたらリアルに泣く子供が強烈!

7日(日)。
昼までしかやっていない舞台を観たくて、問い合わせ先の携帯番号に電話してみるも繋がらず。劇場に電話したら「今日は売り切れで当日券も出ません」という回答が。14時開演で、13時10分に先ほどの携帯番号から電話があって「補助席なら出ます」とのことで、慌てて劇場へ向かう。
井上ひさし脚本『國語元年』(俳協)という作品だ。明治七年、全国統一話し言葉の制定を命じられた南郷清之輔が、まずは家中の者たちの話し言葉の統一を試しみる……のだが、登場人物の方言が10種類。方言を演じる役者も凄いんだけど、この話を書いた井上ひさしも凄い。そして元を辿れば日本語が幅広く、奥深く、果てしないのだ。

さて芝居観たネタばっかですが、12月はひとり芝居やります! たぶんブログを書くペースが増えるでしょう。