murakami Labo.

村上研究所

落語を聴く

落語を聴いている場合ではないのですが、また寄席に行ってしまった。
 
13日(土)
権太楼目当てに池袋演芸場・昼のほうに行きーの、客席に座ってから今日の出演者一覧の白い紙をみると権太楼師匠がいらっしゃらない。寄席はそういうことがあるとは頭では分かっているんだけど、それにしても。
私が好きな演者さんは古今亭菊六さん、古今亭志ん輔さん・・と最初と最後で(正確には菊六さんは開口一番の半輔さんの後)、その間が3時間くらいあるではないですか。ま、仲入り後の志ん橋師匠も楽しみ。私の席の隣りにいた老夫婦の旦那のほうは、漫才とか手品師、いわゆる色物のときに席をはずして完全に休みに行っておりました。分かるような気もしますが、それはそれで何か解せない。
菊六さん、巣鴨の落語会でいつも見ている方なのですが、「粗忽長屋」を聴いたときから一気に好きになってしまった。この日は「やかん」という噺。寄席では初めて聴く。お見事。
後で気がついたけれど、扇遊師匠も出るはずだったのに代演だったのね。いやこのお二方が出たら夢のようなラインナップでしょう。
 
14日(日)
本当に寄席に行っている場合ではないのだが、末廣亭に行ってしまう。夜の部。いちばんのお目当ては正蔵師匠で、まだ前半の短い時間でしか聴いたことは無いのですが、短い噺でもがっつり面白いのです。何という噺かは分からないけど以前確かに聴いたことのあるストーリーで、後で調べたら「悋気の独楽」という噺だった。
中トリ小満ん師匠の「宮戸川」が素晴らしかった。この噺、年配の方がやっても面白いんだ。