murakami Labo.

村上研究所

しれっと更新

なんと今年初めての更新なのですね。明けましておめでとうございます。
今年は1月の後半頃に実家に帰省しようとして、札幌まで飛行機で行ったのですが、その次の飛行機が悪天候のため欠航になって、次の日もやはり欠航になって、あきらめたのだった。
舞台のほうは最近はあまり出ていないのですが、みるほうは割としっかりとみていて、特に先週から今週にかけてはみまくっていたのです。

2月10日(日)には国立劇場で行われている文楽公演、第2部。某知事のとんでもない政策に(あれは無事治まったらしいですが)ちょっとでも抵抗しようと。文楽は行けるときは何とか予定を空けて聴きにいきたい。昔歌舞伎座が建て替えの前のタイミングで熱心に歌舞伎をみていたのですが、歌舞伎よりも文楽のほうが私は好きである。何が好きかといってやはりまだ「人形が動いてる!」ってところにときめいてしまうのだ。義太夫の良さというのはまだ正直あまり分からない。たまに「渋い!いいねー」と思うこともあるのだけれど。
そして今月のパンフレットによると、三味線というのがまた良さを把握するのが難しいものだそうだ。三味線弾きの良し悪しが分かったら相当な通だそうである。
でもって私が見に行くときは必ずといっていいほど初心者にも分かりやすい派手めな演出があります。今回みた作品『小鍛冶(こかじ)』では、人形が剣をつくるために焼いた鉄をカキンコキンと打つところ。『関取千両幟(せきとりせんりょうのぼり)』では相撲の取組のまえの太鼓の音を三味線で表現するという・・うう、文章では実に伝わりづらいのですがシンプルな音とリズムだけで、ぺペン、ぺペンともう実に盛り上がる演出な訳ですよ! 人形どうしの相撲のシーンというのもあってそれは昭和60年以来だったらしい。堪能しました。

2月11日には去年観て面白かった、FUKAIPRODUCE羽衣という劇団さんの公演『サロメvsヨカナーン』を観た。こりっちで前評判をみたら辛口のコメントがあったので心配していたのですが、全然そんなことはなくて、むしろ今年みた芝居のなかで暫定1位にしてよいと思った。