murakami Labo.

村上研究所

思い切りよく

今週は久しぶりに友達、知り合いの舞台の予定がなかった。なので舞台は観ず。
木曜くらいにちょっと現実逃避したくなって映画館に行っていた。『ラスト、コーション』という中国の映画。どこかの駅で広告をみてて、R-18指定だそうです。半分くらいエロ目的で観に行ったのですが、そしてそっち系のシーンは確かに相当激しかったのですが、そういうあれではなかった。いたって真面目な映画でした。ていうかけっこう面白かった。飽きずに観れた。最初、中国系の女性が麻雀をやるシーンではじまるのですが、これがかっこ良かった。いい映画でした。
 
土曜日の午後は会社の勉強会に行って、自分のひとり芝居の宣伝をしてくる。事務の女性の方からチョコを頂いたので喜んでいたら他の男性の手にも同じような包みがあった。いいじゃないですか。嬉しいものです。
今日(日曜)は昼間は「劇団まるおはな」のワークショップに。夜はひとり芝居ライブの宣伝をしたくて絶対王様・笹木ワークショップの稽古場に行ってきたら代役をお願いされた。代役は気軽にお願いされるし、やる側としてもある意味無責任にできるから楽しいものでもあるけれど、ひそかに「あなたの代役は良かったよ! 本役の人より良かった!」って言われたら嬉しいだろうなあ。いやそれを言われなければダメだ!てな根性でやっている。まあ言われませんでしたが・・。
 
昼のワークショップは今週だけ別企画みたいな感じで、最近毎週やっている台本ではなくて、映画監督やTV番組の演出の植松義貴氏が特別講師としていらっしゃって、その稽古だった。これがひじょーーに勉強になったのです!
最初にちょっとした話のあと、「模擬面接(オーディション)」をやった。オーディションの場のように、ひとりづつ(実際は時間の関係でふたりづつ)名前・自己PR・かんたんなシチュエーションの即興芝居をやる。そのあと、面接する側としてはこういうポイントをみているのですよ、という説明があるわけです。
自己紹介や自己PRのところではみんな似たり寄ったりだから、あまり差はつかない。ただし日本人だから欧米よりも謙虚なところがあって、あまり堂々と偉そうなことは言わない。で、自己紹介の合間あいまで「まだ小さい劇場でのレベルですが・・」とか、「まだ経験は浅いんですが・・」とか、ちょっとしたネガティブな言葉が入りやすい傾向にあるそうです。そういう言葉はなるべく使わないほうがよいよ! というアドバイスがあった。非常〜に納得。
さらに面接のなかで「ダンスをやっていました」とか「日舞をやっていました」とか言うと、監督さんのほうから「じゃあやってみてください」と実演をお願いされることがある。そのときにいきなりだからといって躊躇しないことが重要だそうだ。映像の現場では大勢のスタッフが事前にダンドリをがっつり決めて現場に望んでいる。その現場で、ちょっと勇気のいるようなシチュエーションを演じなければならなくなったときに、躊躇して時間を延ばしてしまうような役者だったら困る。レスポンスが早くなければならないそうだ。これも大事なことだ。
その模擬オーディションのあとは6人づつで簡単なストーリーの芝居をやった。それは植松氏が作った『脱出』という映画の話なのだが、その話が面白い! 映像を観られるところを検索で調べているのだけれど、まだ見つかってない。見つかったらURLをのせようと思います。
 
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私が7分間出演するひとり芝居ライブは3月3日(月)と4日(火)。渋谷TAKEOFF7にて。
若干変態カラーはありますが、なかなか泣けるいい話になる予定。
ぜひぜひご予約・ご来場くださいませ!