murakami Labo.

村上研究所

『ディア・ドクター』

観ました。久しぶりに映画のパンフレットを買ってしまった。
邦画で言ったら間違いなく今年度ナンバーワンでしょう。最近立て続けに映画館で邦画を観てて、いい映画がたくさんあって嬉しいのですが、久しぶりにがっつり打ちのめされたような感覚だ。
主演の鶴瓶さんも凄いけど、キャスティングで主演を鶴瓶さんにしようとした発想が凄いと思う。テレビたくさん出てる人だし、映画って、テレビより一歩上から目線みたいなとこあるじゃないですか。そんなことないですか。西川監督偉い。
鶴瓶さんもすばらしかった。「上手い」という言葉は好きではないのですが、なんつーか、繊細なんですよ。
八千草薫さんという方、テレビで顔と名前は知ってたけど映画で観たのはたぶん初めてだと思う。上品な方だ。この人も良かった。キャストは香川照之さんとか、看護婦の余貴美子さんとか、役者はもうほぼ全員よかった。
そして何より脚本がよいのだ。過疎地の村の医者の話なのだが、うーむ、ここはあまり書くとネタバレになるのでうまく書けません。何かテンションだけ先走ってあまりまとまらない文章になってしまいましたが。たぶん劇場でやっているうちにもう1回観ると思う。パンフレットも買おう。『ゆれる』の監督だ。いやあ面白かった。