恋愛に関しては、ポジティブシンキングは効果ないらしい
相も変わらず寄席に行ったり落語会に行ったりする日々です。
何週間か前にちょっとしたトラブルがあって、久しぶりに鬱々状態になってしまい。しかしそんな時期にとてもいいタイミングで昼の仕事がかなり忙しい。気が紛れるぞい。できることなら仕事以外のことで紛らわせたい。そんなんで寄席に行って、あーまた紙切りのおっちゃんが出てる。寄席に行ったら10回に9回くらいの割合いで紙切りのおっちゃんに遭遇するぞ。うーむ。お客さんからお題をもらって、そのお題で紙を切って絵にするわけですが、こないだお客さんが叫んだお題が「母乳育ち」。笑いました。ちゃんと母乳育ちの赤ちゃんと、ミルク育ちの赤ちゃんが切り取られていた。
さりげなく6月1日・2日、ヒトリシバイナイトに出演します。
前回は、観た舞台で面白かったやつをヒントに作りましたが、ここ最近ほとんど芝居は観なくなって、今まで芝居を観てた時間がそっくり落語か歌舞伎(歌舞伎座がもう今月で最後なので、観に行っているのです)になってしまった。さてどんな作品になるのでしょうか。
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サイモン・シンの『宇宙創成』がかなりヒットだったので、その翻訳の青木薫さん繋がりで『完全なる証明』を読む。数学の専門的な話ではなく、やっぱり人間ドラマの本である。旧ソ連という特殊な社会環境のもと育った数学者のノンフィクション。特殊な教育を受け、また「数学」という学問の性格もあるのでしょうが、純粋な数学者に育った天才数学者のお話である。後半、あまりにピュアすぎて泣けてくる。
『お江戸でござる』杉浦日向子さんは著者ではなくあくまで「監修」という立場らしいけど、かなり目から鱗が落ちまくる本でした。ちょんまげの由来とか。あれは元々武士のもので、兜をかぶるのに頭がムレないように出来たヘアスタイルらしいです。この本で江戸の知識を得たら江戸に住めそうな気がしてきます。
『百物語』もまた自分の好みにあった1冊だった。狐狸妖怪(こりようかい、と読む)やらの不思議な話が日常と隣り合わせにある感覚。江戸時代の方は不思議とも何とも思っていなかったのでしょう。すらすら速く読んではいけない。
『その科学が成功を決める』はまだ最後まで読み終わっていないのですが、あえて載せてみました。数々の「自己啓発本」にあるような内容が本当に効果があるのかどうかを科学的に検証する! という内容の本です。前半のほうの章で「ポジティブシンキングに効果はあるのか?」というテーマがあり、男子学生のグループに、好きな女子とうまくいっている姿を想像させたらしいです。もう片方のグループはそれをさせず。で、数ヶ月後に2つのグループを比べてみて、うまくいっている姿を想像させたグループのほうはその後何の成果も上げてはいなかった。考えるだけでお腹いっぱいになってしまった。という研究があるそうです。まさしくその通り。私も似た経験が(!)。
そんなんでこの本は、表紙はちょっと硬そうに見えるけど、翻訳も実に読みやすく、楽しい本です。おすすめ。