murakami Labo.

村上研究所

観劇の記録。グループる・ばる『ダブルアルバム』

永井愛さんの脚本だったので観ようと思ってました。
グループる・ばるさんのホームページ( http://lebal.jp/ )を眺めてて、あ、年配の方だなと。若い女子が出てないんだなと。いうような余計なことを考えてました。
今まで観た永井愛さんの作品は(そんなに多く観たわけではないですが)社会の問題を取り入れている作品が多くて、今回のはそれがなかった。3人しか役者が出てこない、しかしそれだけに密度の濃い、がっつり人間ドラマだった。
役者は3人しか出てこないんだけど、描かれる時代はふたつに分かれてて、登場人物は5人なんです。
女優さんふたりがそれぞれ二役。一人の男を取り合う女性ふたり(正式な奥さんと浮気相手・・だったかな?)のシーンと、ひとつの家族の姉妹。近い関係だけに、そして女性だけに、喧嘩のシーンが凄いんですよ、もうね。
 
喧嘩のシーンは凄いし、ストーリーはちょっと重めだし、だけどやっぱりこれ確実に「喜劇」のジャンルなのです。泣けるけど笑える。ひとつの理想形です。
 
9月はめちゃくちゃ数多く舞台を観たけど、年間ベスト1が日々更新されていくような感じで、本当に凄い舞台が多いもんですよ。10月3日(月)まで、赤坂レッドシアターでやっているようです。